2020年4月19日日曜日

カクヨムで投稿します

昨日からカクヨムで投稿してみることにしました。
少し書きためていた短いホラーです…
百物語を目指します。下記リンクを見てみてください。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054895667524

2020年4月2日木曜日

(短編)私は詩が嫌いになった


投稿した小説です。途中で詩人の名前を間違えてて恥ずかしい…
感想をもらえて嬉しかったです。

私にとって詩を書くのは、きれいな例えじゃないけど、トイレに行くようなもの。日常の色んなことを私のフィルターで消化すると、詩が自然と生まれる。だから外に出さないと体が変になる。
別に誰かに見てほしいと思っていた訳じゃないけど、紙に書くのより管理しやすいから、投稿サイトで投稿しつつ、Twitterでつぶやくことにした。
私みたいにぽつぽつ詩をつぶやく人とか有名人をフォローして、私のフォロワーは20人ほどで、詩をつぶやいても何の反応もなし。時々、「闇を感じる」とか言われたけど、別にいい。たくさんフォローされて、(いいね)って言われている人が少しうらやましいけれど、私の詩はそういうものじゃないから、別にいい。

スマホの通知が突然鳴り続けて焦った。何が起きたかわからない。
Twitterの通知が大量に来ていた。通知の嵐の中、よく確認したら、私のお気に入りの現代詩人の一人、ぷらぷらさんに私の詩がリツイートされた、お褒めの言葉と一緒に。「幻想的。世界の切取り方が美しい。この詩はもっと読まれるべき」
投稿サイトでもTwitterでも、誰にも反応がないのが普通。学校で詩を書く機会もあったけれど、これまで正直誰からも詩を誉められたことはなかった。あ、小学校の先生に、あなたの詩は不幸な感じがする、とか言われたことはあったかな。
詩を褒められたらこんなに嬉しいのか。私の詩はもっと読まれるべき。
その日以降、私の詩はコメントが一気に増え、フォロワーも増えた。コメントが難しい書き方でよくわからないことも多かったし、そんなこと思って書いた訳じゃないよ、というものもあった。ただ、評価は嬉しいし、私の発する短い言葉の意味がどんどん広がるのがドキドキする。ファンみたいな人も出てきて、恥ずかしいけれど、届けたい、とも思った。

ぽつぽつさんは私を発掘したという気持ちがあったようで、色々助けてくれた。出版社などにもコネがあり、詩や短編小説を公表する機会をもらえた。
公表機会が増え、評価の声も幅広くなったが、私が良いと思うものと、良い評価がもらえるものがズレる。

詩を書くことにはじめて悩んだ。ぽつぽつさんは言った。「詩に絶対はない、『意味』だから。自分が良いと思うものを作るか、他人に良いと思われるものを作るか、自分で決めないとね」
ぽつぽつさんは自分が良いと思っているものを作っているのだろうか。寂しそうな顔の意味を私は考えていた。


http://tanpen.jp/210/4.html

2020年3月6日金曜日

(短編)博士とロボット

投稿した短編小説です。感想がもらえて嬉しかったです…

不便な山奥にその研究所はあった。研究所と言っても、ただのボロボロの小屋だ。そこにはほとんどものがない。ただ少しの研究機材と、A博士とAの作った人工知能搭載ロボットの二人がいた。
Aはよく言えば、ある意味純粋で一途な研究者だった。それゆえ、人の社会とは合わず、人の黒い部分を前に辛い経験をしてきたのだった。社会と離れ無欲で追求した結果、人知れず高度な技術でロボットを作り、一緒に暮らしていた。
Aはそういう人だから、ロボットが学習してきたのは、純粋な感情と研究所の周りの自然、そしてそこで流れるゆっくりした時間だけだった。Aはそんなロボットが美しいと思っていた。
あるとき、Aの知り合いの研究者が訪ねてきた。彼はAの能力は尊敬しつつも、性格は逆で、Aを人としては軽蔑さえしていた。というのも、彼は、その研究や能力を人の社会で発表し、役立て、そして認められる、そこに価値がある、という信念を持っていたからだ。
彼はAの研究成果を社会に発表すべきだと思っていた。今回、ちょっとした作戦を練っていた。彼としては、Aの研究は素晴らしいが、Aの狭い世界でとどまり、その結果更なる発展のチャンスを失っていると感じていた。そこで、インターネットをロボットに接続し、広い世界の知識、情報を人工知能で学習させようと考えていた。Aはインターネットのように外の情報を得るツールをほとんど持っていない。研究を少しでも高めてあげたい、そういう彼の善意でもあった。そして社会貢献へと繋げたかった。
Aは外の情報と繋ぐことを拒んだが、純粋なロボットはこの提案に賛成した。
「私は外の世界を見てみたいです。」
彼はロボットがこんなことを言うので正直驚いていた。この研究は本当にすごい。
Aも、お前がそう言うなら、と了承した。
彼の持ってきた機材により、山奥の研究所でもコードを繋げばインターネットと接続できる。これで世界中の英知を学習させられる…
接続した瞬間、ロボットは恐ろしい表情を浮かべ、倒れ込んだ。そして自らコードを抜いた。
「お前は何をした!?」
Aはロボットに駆け寄り、彼を睨んだ。
彼には何が起きたかわからない。
「博士…人は恐ろしいですね。これを接続した途端、大量の悪意が見えました。」
「そうだ…だからだ、私が人の社会から離れたのは。こうなると気づいてやれなくてすまない。」
彼はもう二度とこの研究所に来ることはできないと感じ、機材と去っていった。

http://tanpen.jp/209/2.html

2019年6月18日火曜日

文章(小説からレポートまで)販売します

小説や詩、ときにはレポートなど、欲しいな、書いてほしいな、という方はいらっしゃいませんか。
もしよければ私書きますよ!ということで、下記サイトにて文章執筆サービスを出品してみました。

https://coconala.com/smartphone/services/797831?utm_source=sys_listed&utm_medium=email&utm_content=s&utm_campaign=sysmail

もしよければ買ってください!サービスを売るのに興味がある方も、このサイト面白いので覗いていってください。

2019年6月2日日曜日

電子書籍を作ってみました

電子書籍を作ってみました!
人生初なので、フォントなどの設定も適当ではありますが…
こういうのを当たり前のように使いこなせるようになればいいのですが。
経験と練習あるのみですね。
無料公開してますので、冷やかしでのぞいてください…

https://bccks.jp/bcck/159833/info

2019年5月4日土曜日

落選したショートショートを見てください

応募していたショートショートが見事落選していたので、ここで載せます。

こんな夢を見た。
私は全く知らない街で一人歩いていた。どうやら何日も歩き続けているようだ。家が立ち並ぶ静かな街、見知らぬ人々は、部外者の私をますます孤独にした。
何でここにいるのか。何で私は歩き続けているのか。思い出せそうで思い出せない。
何が悲しいのか、涙がこぼれた。もう疲れた…気が緩んだ瞬間、目の前が真っ暗になった。

気がつくと、私は見知らぬ小さな部屋の中にいた。布団の中で寝ていたらしい。
「気がついたの…」
後ろから若い女性が声をかけた。どこかで見たことがある気がした。誰だか思い出せない。
「誰」
「誰って、倒れてたから助けてあげたのに」
苦笑いを浮かべる彼女は、誰かはわからないけれど、普段人見知りの私でも心を開けそうな、不思議な感じがした。
これまでのことを急に思い出して、思いが溢れた。
「私、一人で」
「…うん」
「家族からも仕事からもずっと逃げてきて」
「…うん」
「一人で、本当はずっと寂しい」
「…そっか」
人に思いをぶつけるのなんて、何年ぶりなんだろう…

「私も一人だよ」
そう言った彼女の優しいけど、悲しい顔を見て、誰かわかった。
「あなたは…私?」

…目が覚めた。x

2019年4月9日火曜日

「名探偵が起こす悲劇」ー以前書いた小説です

お疲れ様です。

以前時空モノガタリに書いた小説です。タイトルは「名探偵が起こす悲劇」。
ちらっと見てみてください。
https://www.jiku-monogatari.jp/entry/?mode=disp&key=11877&lid=&sort=&word=&page=1

夏休みの懸賞で当たった宿泊券を手に、彼氏と山奥の秘境温泉宿へ行くことになった。でも、山奥のホテルで急な大雨の中、道路が通れなくなり、私と彼は宿に取り残された。ここで私はこのホテルでの誰かの死を予感した。彼と一緒に何かすると大体事件に巻き込まれる。じゃあ何で旅行に誘ったかというと、彼が好きだから。それに、彼は名探偵で必ず事件は解決する。もうこれはお約束。
案の定、事実上の密室で宿の主人が殺された。犯人は、この雨の中だ、宿の従業員か宿泊客に限られる。宿泊客も秘境温泉ということで数名程度。
そして、警察が来られない中で名探偵が犯人を見つけ出す、といういつもの展開だ。なんとなくわかってきた。
「ねえ、もう犯人わかったんでしょう」
私は聞く。大体顔を見ればわかる。
「まあな。でも証拠がないし、それまだ早いんだ」
「まだ早い?」
その意味が私にはよくわからない。急に彼が顔を近づけた。私はびっくりしてよく聞き取れなかった。
「えっ」
「そんなに驚くことか。毎年やっていることだろ」
毎年・・・確かに、ここ数年、夏休みに彼は難事件を解決していたような気がする。でも、何かがおかしいような。頭痛がしたので、考えるのをやめにした。
翌日になり、一人の宿泊客がどうしても帰りたいと騒ぎ出した。いかにも悪人面の中年の男だ。私はひそかに怪しい、犯人じゃないかと思っていた。
「だめです、道路がふさがれているんだから」
「うるさいなあ、仕事があるんだよ。車が行けそうなところまで歩いてタクシー呼ぶから」
いかにも悪人面のその男はそう言って出て行ってしまった。
「あの人、犯人だったんじゃないの」
「探偵さん、追わなくていいのか」
彼は考えていたが、何か今ひらめいたような顔を作り、「まずいかもな」とつぶやいた。
嫌な予感がして、私たちは外に出てあの男を捜したが、見つからなかった。地面の状況はかなり悪いし、それほど遠くに行けるとは思えない。足を滑らして、川に落ちたなんてことも・・・
彼は私と二人きりになると、疲れきった表情にわずかに笑みを浮かべつつ、
「いないか」と尋ねた。
「いないわ。川に落ちたのかも・・・どうするの」
「やはり」
「こうなることがわかってたの」
彼はまた急に顔を近づけた。昨日と同じ感じだから、さすがにそれほど驚かない。
「みんながあいつを犯人と思っていた。おれ以外はな。そういうやつはよくこうなる」
川の流れる音だけが響き、静かに風が吹いた。夏なのに背筋が寒くなった。彼は名探偵で、人の死を予想できた。多分犯人もわかっている。なのに、それを見て見ぬふりをしているのではないか。
「ねえ、犯人を教えて、もう捕まえましょう」
「だめだ、まだ悲劇は終わらないさ」
「もう誰も死んだほしくないでしょ」
彼は少しイラついたような、不思議そうな顔をして私を見てくる。
「昨日も言ったけど、これは毎年のことだよ、気付いてないのか」
「えっ」
「夏休みは普段みたいに簡単で短い事件では終わらないんだよ、これはおれたちにはどうしようもない。毎年繰り返してる、毎年夏休みに連続殺人事件が起きているだろう。この悲劇の筋書きを書いたやつに従うしかないのさ」
そう言って空を見て、笑っている。私はまた頭痛がしてきた。
「そのたびに、おれの本当のゴールが近づいているのさ」
「本当のゴール?なにそれ」
「おれにもわからないよ、結末なんて。だれだってそうだろう」
彼は振り向いて木の陰をにらんだ。その後、私の顔をじっと見た。
「君・・・運命っていうのはどうにもできない。時に理不尽な血や涙を流させるものだぜ」
急に彼が愛おしく思えた。手を強く握ってくる。
また嫌な予感がした。彼は私を見ている。
「犯人はわかってるんでしょ、もういいんじゃ」
「・・・まだ早いんだ」